1930年、鄭栄氏は父親に付き添い福建省からお茶の苗木を持って台南へ移り住み、後に台東に移動して生計を立てました。希望を表す茶樹(チャノキ)は台東の後山に根付きました。
48年後、林業に携わる鄭登峰氏と妻の廖悅辰さんはお父親が植えたこの茶樹(チャノキ)を絶やさないようにと茶畑を作ることを決めました。
大峰茶園は西暦1978年(民国67年)に設立しました。鄭氏の生涯の夢は台東・初鹿で遂に叶いました。それは山林の風景に帰り、自然と一体化するという壮大なビジョンでした。30年後、大峰茶園は正式な有機栽培茶園となり、茶畑には虫や鳥などが共存する大規模で環境にやさしい場所へとなりました。これはまさしく大峰茶園が目標とすること、自然環境を大切し、純粋で良質なお茶を提供することです。
継続的な経営のためには、まず、茶文化の継承と体験することが大切です。大峰茶園のすべての商品は20以上もの手作業を経て完成します。茶葉一枚一枚に、優しく魅力的な一口一口に1200年以上に渡り受け継ぐ陸羽(りくう)の中国と台湾の茶文化の美しい発展と真髄が込められています。
大峰茶園で提供するものは単なる飲み物ではありません。自然に対する誠意と茶文化に対する敬意と称賛です。